過去ログ - 【咲だ】絹恵「サッカーバトルや！」洋榎「イナイレのやな」【安価だ】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲だ】絹恵「サッカーバトルや！」洋榎「イナイレのやな」【安価だ】

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900: ◆y1N9qpFpt6[saga]
2014/01/31(金) 22:57:43.41 ID:x40eQi2X0

ざわざわ、とフィールド場が声の波を作る。『りつべ高校学生議会一同』の異常は、遠くから見ている彼らの目にも分かるほどのものであった。

その動揺の中で一人、にやにやと笑いながら彼女達の様子を観察する男がいた。言うまでもない、白衣の男である。

ロボ１「は、博士！これはどういうこっちゃロボ！？あの人達、死んじゃうロボか！？」

博士「死ぬ？ははは、まさか。むしろ方向性としては全く逆ですよ――進化です。『人工化身』が、新たなる形へと生まれ変わる瞬間ですよ！！」

ロボ１「ええー？」

そういった彼らの会話を知る由もなく、『りつべ高校学生議会一同』はその場で苦しそうに呻き声をあげる。

絹恵「ど、どうしたんですか！？」

菫「わ、分からん……何か、体の中から……」

智葉「体の中から……何だ、何が体の中から――」

菫「――」

智葉のその言葉に、菫は声を出さず苦しそうに口を動かすだけで返答をする。

――か、ら、だ、が、あ、つ、い。

そのメッセージを絹恵達が読み取った瞬間――彼女達四人の影が、突然大きく動いた。

絹恵「なっ……何やこれ！？」

智葉「『人工化身』の副作用か……！？」

伸び、縮み。走り、広がる。

まるでそれ自体が何かの生物であるかのように黒い影は蠢き、やがて彼女達をその闇の中に『取り込んだ』。

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