過去ログ - 【咲だ】絹恵「サッカーバトルや！」洋榎「イナイレのやな」【安価だ】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲だ】絹恵「サッカーバトルや！」洋榎「イナイレのやな」【安価だ】

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943: ◆y1N9qpFpt6[saga]
2014/02/02(日) 00:01:56.52 ID:pe0hXGW+0

ロボ１「『リベンジャーズ』！！」ﾄﾞﾀﾄﾞﾀ

絹恵「な、何やいきなり。アンタらのご主人様――かはよー分からんけど、言ってしもたで？」

ロボ１「それはまぁどうでも……は良くないけどいいロボ！それよりも、教えてほしいことがあるロボ！」

絹恵「は？」

突然の意外な申し出に、絹恵は素っ頓狂な声をあげた。

いきなり何を言い出すのだ、このおとぼけロボット共は。

ロボ２「さっきの話、我々も聞いていたロボ！成程、って思った所もたくさんあったロボ！」

ロボ３「でも、それじゃあ説明のつかないこともあるロボ！」

絹恵「は、はぁ……」

それじゃあ私じゃなくて辻垣内先輩に聞いてぇな、とは何となく言いづらい雰囲気だったので絹恵は先を促す。

ロボ４「さっきあの眼鏡暴力団は言ってたロボ。『真の努力の価値を知ってる者を汚すな』って」

絹恵「まぁ、要約するとそうやね……(眼鏡暴力団……)」

ロボ１「じゃ、じゃあ聞くロボが……それなら、我々はどうなるロボ！？」

絹恵「――」

その問いに、絹恵は再び言葉を失った。

ロボ２「我々は、製造されたときから博士からサッカーバトルのプレイングスキルと『化身アームド』を搭載されているロボ」

ロボ３「それでこの前アンタらに負けた後、さらに改造を加えられて『化身アームド』を強化されたロボ……」

ロボ４「でも、それでもやっぱり勝てなかったロボ……」

少し悲しそうな声色をしながら、ロボッツは次々にそう言う。

ロボ１「正直今、サッカーバトルの何がそんなに楽しいか分かんないロボ……やってもやっても負けてるし……」

ロボ２「それでさっきの会話を聞いていたら、努力っていうのをすれば凄くサッカーバトルが楽しくなるってことに気づいたロボ！」

ロボ３「でも、我々はもういっこ気づいちゃったロボ……我々には、努力ができないってことに……」

絹恵「……」

絹恵は、突然に眼前のロボット四体が酷く可哀想に思えてきた。

彼らはロボットだ。改良点が見つかれば外部から手をつけソレを修正し、すぐに克服できる……トライ＆エラーの繰り返し。彼らはそうやって、強くなっていくのだ。

しかしそこに――『彼ら自身による努力』というものは存在しない。

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