過去ログ - 女騎士「貴様は私にとって大変迷惑な存在なのだ」
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869:ゴミクズ ◆nJFtHmO8u2[saga]
2014/03/14(金) 01:46:36.96 ID:iZA8Y8D8o
ハデス「アタマで物を考え、自我を有する一個体。すがたかたちが猿人やケンタウリから逸脱しているだけに過ぎん」

金長狸「……」

ハデス「だったかな、陛下?」

魔王「ああ、そうだ。その考えは変わっていない、相互理解は不可能ではないと……今でも、思っている」

金長狸「ご立派です」

ハデス「そう、理性があるかないか。それこそが、人とケダモノを隔てる境界……」

金長狸「けだもの……」

ハデス「しかしね、陛下。ウロヴォロスという神……いや、概念はご存知かな?」

魔王「本国にいた頃、少し耳にした事はある。西欧各国に根付く……原罪の象徴だったか」

ハデス「そう、楽園に住まいし純然たる善に溢れる原初のヒトをたぶらかし、今あるこの世界へ堕天させた蛇。
もっとも……この一連の流れそのものが、教皇領の作った都合のいいデッチアゲ設定なわけだがね」

魔王「……」

ハデス「我々幻獣族も正教会にイジメ尽くされた側だからの、それなりに勉強して考察を繰り返しておるのよ。
考えて考えて、考えてゆくうちに……真の意味での人魔共栄というのは、不可能なのではないかと思えてきた」

魔王「……そうか」

ハデス「あいや、陛下のやる気を削ぐつもりはないぞ。ただのう、そのウロヴォロスの所業が真実なのだとしたら……
仮に我らとあのアジ=ダハーカを含めた西欧社会が和解できたとしても、再びのケダモノが現れる可能性がある」

魔王「なに……?」

金長狸「はぇ……? ウロヴォロス……?」


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