過去ログ - 真姫「とある夏の日の思い出」
1- 20
21: ◆eyH5F3DPSk
2014/01/14(火) 21:52:54.11 ID:BnZpgpRg0

「それで私は気付いたら倒れてた。ボールを取りに行った男の子が少し遠くで転んで泣いてた」

その辺の記憶が曖昧なのよねー、なんておどけて付け足した彼女は痛々しかった。

そして彼女が立ち上がるところを見たことがない私の目は、彼女の怪我をした部分をはっきり捕えていた。

「背中、打っちゃって」

ベッドに腰掛け背中をさすり、私にわかりやすく教えてくれる。

私にはわからなかった。

助けるために自分が痛みを被る。

それは頭でわかっていても、実際に体験するのとでは大きな違いがある。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
62Res/26.34 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice