過去ログ - 真姫「とある夏の日の思い出」
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35: ◆eyH5F3DPSk
2014/01/14(火) 22:07:48.58 ID:BnZpgpRg0
すると見えた。



ドアの向こうに誰かが立っていた。




それはかつて、自分が語り合う人々に向けていた視線と全く同じもので。



「すごいすごいすごい! 感動しちゃったよ!」

ドアを開けて入り込んできたその姿はまるで子どもそのもので、彼女とは大違いだった。

「歌上手だねぇ、ピアノも上手だねぇ」

私は次々に出てくる美辞麗句を聞き流していた。

真正面から相手の顔を見られなかったのは、音楽を通して彼女とのつながりを求めた自分が後ろめたかったからかもしれない。


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