50: ◆eyH5F3DPSk
2014/01/14(火) 22:29:31.11 ID:BnZpgpRg0
少し刺激が必要かもしれない。
私は彼女に仕返しをするために、ずっと言わないように黙っていたことを聞いてみた。
「……誰のために?」
その問いに戸惑ったのか、彼女は間を置いてから答えを言った。
「ちょっとした約束があってね……昔の友達との」
自分のことを「友達」と言ってくれたことに頬がゆるんでしまうのを隠し、私は核心を突くセリフを投げかけた。
「それは入院中のことかしら?」
「そうそう……え?」
その顔が見たかった。
私は今度こそ笑みが零れてしまうのを隠せなかった。
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