過去ログ - とある科学の偽聖痕使い（禁書目録・超電磁砲再構成） -SS速報VIP

過去ログ - とある科学の偽聖痕使い（禁書目録・超電磁砲再構成）

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951: ◆IWuyJvzLOZKF[saga]
2014/08/25(月) 00:07:59.42 ID:/zRHzVfT0
「嫌な尋ね方をして申し訳ありません。　あなたを見ていれば、あなたの彼女に対する思いが本物だということくらいは分かります。　そもそも初めて関わったであろう魔術という非現実を、何の疑いもなく受け入れられる方がどうかしてるでしょう。　それに私個人としては、それでも彼女を普通の女の子と言ってくれたあなたに感謝しなければならないほどです」

「……アンタ、本当にインデックスの知り合いなのか？」

　神裂の話を聞いていると、インデックスと親友だというのも嘘でないように思えてきた。

以下略

952: ◆IWuyJvzLOZKF[saga]
2014/08/25(月) 00:13:16.98 ID:/zRHzVfT0
「あなたが先ほど彼女をただの女の子と言ったように、私も彼女の美徳や少女らしい一面は良く知っています。　しかし残念ながら彼女の本質はその一言だけで良い表すことは叶いません」

「……完全記憶能力や十万三千冊の魔道書のことか？」

「それらとは関係なしに、彼女は紛れもない天才なんですよ」

以下略

953: ◆IWuyJvzLOZKF[saga]
2014/08/25(月) 00:21:35.35 ID:/zRHzVfT0

「彼女は単なる知識の宝庫というわけではありません。　相手の魔術を即座に見極め、それに対して瞬時に的確な方法で対処する。　例え魔術が使えなくとも、十万三千冊の魔道書という力を使いこなす魔道図書館。　それが彼女の力の本質なんですよ」

　十万三千冊の魔道書という知識に、その知識を十二分に活かす思考のスピード。
　

以下略

954: ◆IWuyJvzLOZKF[saga]
2014/08/25(月) 00:27:25.96 ID:/zRHzVfT0

「……あなたの言いたいことは分かります。　でも私が初めて会った時には既に彼女は魔道図書館として役割を担っていたんです」

　まるで心の内を透かされたかのような神裂の言葉。
　

以下略

955: ◆IWuyJvzLOZKF[saga]
2014/08/25(月) 00:32:22.37 ID:/zRHzVfT0
「インデックスが本当は凄い奴ってことはもう分かったよ。　アンタ達の組織がそんなインデックスを恐れてるってこともな。　でも仮にも同僚のアンタ達が何でインデックスが悪の魔術結社みたいに思われてるんだよっ!?　それにあの魔術師は十万三千冊の魔道書を手に入れようとした時に、間違って記憶を消しちまったって……」

「……私達が彼女の記憶を消したというのは間違いありません」

「どうしてそんなことをっ!?」

以下略

956: ◆IWuyJvzLOZKF[saga]
2014/08/25(月) 00:39:32.96 ID:/zRHzVfT0

「アイツは見たもの全てを記憶しちまうから、人より早く脳の容量が……」

「人間の脳の容量は存外に小さい。　それでも百年も動かし続けていられるのは、不要な『記憶』を消去することによって脳を整理しているからです。　しかし完全記憶能力を持つ彼女はそれが自分の力ではできない。　……だから他の誰かの力を借りて忘れる以外に道はないんですよ」

以下略

957: ◆IWuyJvzLOZKF[saga]
2014/08/25(月) 00:46:26.68 ID:/zRHzVfT0
「インデックスの記憶を消すまでにどれだけの期間があるんだ？」

「記憶の消去はきっかり一年周期で行われます。　あと一週間、早すぎても遅すぎても話になりません。　ちょうどその時にならなければ記憶を消すことはできないんです」

　インデックスの親友であった神裂達がこの残酷な現実に一度も立ち向かわなかったということはないだろう。

以下略

958: ◆IWuyJvzLOZKF[saga]
2014/08/25(月) 00:50:36.93 ID:/zRHzVfT0

「確かに俺にはアンタ達の全てを否定することはできない。　でもだからって俺が足掻くのをアンタ達に止められる筋合いはねえよ！」

「あなたがそうであるように、私も退くつもりは毛頭ありません。　私達の間にある力の差はもう理解していただけたと思いますが？　それに例え私を倒したところで、背後には必要悪の教会が控えています。　私がロンドンで十本の指に入る魔術師と言っても、それでも上はいるんですよ？　十字教三大宗派の一つイギリス清教、その中でも飛び抜けた力を持つ組織相手に一人で何ができると言うんですか？」

以下略

959: ◆IWuyJvzLOZKF[saga]
2014/08/25(月) 00:55:52.93 ID:/zRHzVfT0

「そうですか」

　再び神裂の放つ空気が変わる。
　

以下略

960: ◆IWuyJvzLOZKF[saga]
2014/08/25(月) 00:57:57.47 ID:/zRHzVfT0
終了です
ようやく１スレ目の終わりが見えてきました
次の投下が終わったら次スレになりますかね？
とりあえず来週の日曜までにできれば続きを投下します

961:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/08/25(月) 01:25:18.96 ID:y1i48egDO
おつです！
これからどうなんのか…

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