過去ログ - 川島瑞樹「今はまだ『川島さん』で我慢してあげる」
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21:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/15(水) 01:37:09.86 ID:54l9mAuh0
「年上だから、なんて言い訳はなしよ? ちひろさんや礼子さんを名前で呼んでいるものね」

俺が何かを言うよりも早く、川島さんは俺の逃げ道を塞いでいく。その目も真剣そのものだ。

「もっと言えば、敬語も要らないわ。私達、対等な関係なんでしょう?」
「それは、そうなんですけど……」

あぁ、逃げられないな、なんて事を心の片隅で考えながら、それでもその問題に向き合えずにいた俺の耳を、

「そんなに、私のこと嫌い?」

川島さんの小さな呟きが叩いた。
その瞬間、時が止まったように感じた。居酒屋の喧騒が遠ざかり、川島さんのその、悲しげな言葉だけが頭の中を駆け巡る。
身体が酔いとは別の何かで燃えるように熱い。そのくせ、頭は氷で殴られたように冷え切っている。


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