過去ログ - 川島瑞樹「今はまだ『川島さん』で我慢してあげる」
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4:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/15(水) 01:08:19.46 ID:8W7iqVcl0
「いえ、私は乗らないわよ?」
「は?」

が、しかし川島さんの返答は俺の予想とは反したものだった。そして俺の顔がよっぽど間抜けだったのか、

「私は高校生ではないもの。急いで帰る理由がないわ」

川島さんは口元を緩めながらそう続けた。

「アンチエイジング的には早く帰らないとまずいのでは?」
「P君」
「は、はい」

が、その後の俺の言葉に、川島さんの口元から笑みが消え……あれ、目もわりと真剣にお怒りでいらっしゃる。

「女性に歳の事を持ち出すのは大変失礼なので、気を付けた方が良いわ」
「はぁ……あ、いや、すみません。話の流れがあれだったもので、つい」

だってさっきゴールデンタイムが云々の話をしたのは川島さんじゃないですか、という子供じみた言い訳を心の中でしつつ、俺が全力で頭を下げると、川島さんはにまりと笑っていた。もしかしなくても、からかわれていた?

「そういうわけでP君は凛ちゃんと、何故かソファーの陰に隠れている楓を送ること」

そして新たに投じられる新情報に、

「あ、瑞樹さん、バラすなんてひどい……!」

俺と、隠れていたらしい楓が戦慄した。

「……何で隠れてたの?」
「事件の匂いを感じたので」

ひょっこりとソファーの陰から顔を出したアイドルに念のため聞いてみると、彼女はどこか得意げにそう言った。さすがの感性である。



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