過去ログ - フィアンマ『安価で人生をやり直したい』
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131: ◆oaboKSAYMBw5[saga]
2014/01/19(日) 00:48:09.72 ID:NDsMlddt0

「無い訳ではない。仮にも右方、それも実質上のトップともなれば」
『ふむ』
「泣き、何故死んだと嘆く者も居れば…私の時代か、と勘違いする者も…」
『前者は意外だが、後者は論外だな。後者に関してはお前が対処すれば問題あるまい』
「確かにそうではあるが、……影響は、決して小さくないのである」
『……ま、歴史の流れを見る限り、それは一時の荒波だ。すぐ終わる』
「………」

自分の死に、あまりにも寛容で肯定的なフィアンマに、アックアは眉を潜める。
生前と、何かが変わった。そんな気が、した。

「貴様は、生者としての生活に未練はないのであるか」
『あるように見えるのか? 見えるというのならお前は疲れているよ』

小さく笑って。
フィアンマは緩やかに息を吐き出す。
生きていた時よりも、ずっと穏やかに。何に追われることもなく。

『…俺様は、何だかんだいってお前を信用している…いや、していたよ。
 右席や、勘違いをする不埒な者についての対処は任せた。俺様の死に嘆く者を慰めるのはハイレベルな要求だろうしな』
「ローマ教皇が涙を流していたのである」
『ああ、教皇さんは情に篤いからなぁ。俺様の本性も知らないで』
「……」
『…話はそれだけか?』
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