過去ログ - フィアンマ『安価で人生をやり直したい』
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◆oaboKSAYMBw5
[saga]
2014/01/19(日) 01:12:49.18 ID:NDsMlddt0
「………はあ」
公園に入ってきたのは、黒髪の少女だった。
左右非対称の服を着ているのは、魔術的に意味を持たせるためか。
こと、此処イギリスは魔術の国である。昔から、ずっと。
三歩歩けば魔術師に会うので、彼女が魔術師でも驚かない。
辺りは暗くなり始めていた。
彼女は、疲れた様子でベンチへと腰掛ける。
フィアンマは彼女の分のスペースをあけてやり、猫を撫でた。
猫はごろごろと喉を鳴らしている。
「……インデックス…」
どうやら、彼女には霊感がないようだった。
彼女の名は、神裂火織。
元天草式十字凄教の女教皇であり、現在はイギリス清教『必要悪の教会』に所属している。
禁書目録。
そう呟いた。
確かあちらも少女だったな、とフィアンマは思う。
霊感が無い以上、何をしてあげられる訳でもないのだが。
「こんなところに居たのか」
公園へ入ってきたのは、赤髪の少年だった。
フィアンマと違って染めているのか、鮮烈な赤い髪を長く伸ばしている。
ピアスやらシルバーリングやらゴテゴテとした装飾。不良神父に見えた。
彼は神裂を見つけ、声をかける。
神裂は顔を上げることなく、深く俯き。
「……私達のやっていることは、本当に正しいのでしょうか」
「……今更何を」
「あの子の記憶を消すのは、もう何度目になりますか。
もう、……もう、いやです。わたし、は……」
泣きそうな表情で、神裂は僅かに震えた。
対して、少年―――ステイルは、呆れた顔をする。
「そうはいっても、あの子の命を守る為だ」
「ですが、……」
『………』
もしかしたら介入出来るかもしれない。
考え、フィアンマはステイルを見つめてみる。
反応を示せば、見えていることになる。
「
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」
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