過去ログ - フィアンマ『安価で人生をやり直したい』
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384: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/01/29(水) 14:18:12.92 ID:/dfFsg7R0

「これなんてどうだ」

彼女が提示したのは、赤いビキニである。
オティヌスの趣味なのか、だいぶ露出度が高い。
上はそうでもないのだが、パンツ部が特に際どかった。
これを着用してしゃがんだ場合、色々と見られてはいけない場所が見えそうな程度には。
紐部分はリボンになっており、片結びをして止めるタイプらしい。

「…却下だ。そもそもこの胸がない肉体にビキニタイプが合うと思っているのか?」
「やはり胸はつけるべきだったか」
「そういうことで文句をつけている訳ではない」
「赤だぞ?」
「色が赤なら何でも受け入れると思っているのか?」

そもそも、『右方のフィアンマ』でなくなった以上、赤にこだわる必要もない。
頭髪は赤だが、別に好きで染めている訳ではないのだから。
元の容姿からして、彼の赤髪は地毛に他ならない。

「仕方がない、ならもう少しきわどくないものにしてやろう」
「…際どいという自覚があって選んだのか、お前は」

フィアンマの視線から逃れるように、オティヌスは水着を選ぶ。

「……楽しいな。友達と買い物をするのは」

そんな言葉を、ぽつりと呟いた。
同意すると共に、やっぱりフィアンマには言わざるを得ないことがある。

「その紐のようなビキニを速やかに手放せ」
「文句の多いヤツだ。…私の水着はお前が選べ」

選んでくれ、といったイントネーション。
フィアンマは少し悩み、周囲の棚を眺め。

「……あれ(>>386)はどうだ」


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