過去ログ - フィアンマ『安価で人生をやり直したい』
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390: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/01/29(水) 14:39:41.37 ID:/dfFsg7R0

「最高ではないか」

彼女は胸を張ってそう答えた。

「私らしくて、な。別に裸ではあるまいし、構わん」

魔神は魔神にしか理解出来ない。
とはいえ、今の彼女に関してはオッレルスも理解を投げ出すだろう。
どこからそんなに自信がみなぎっているのか、彼女はどこか誇らしげである。
確かにスタイルは良いのだが、自覚があってのことだろうか。

「…あの辺りで作るか」

言うなり、オティヌスはフィアンマの手を引いて砂浜を歩く。
ほんのり人気の少ない砂浜で、城を作り始める。

「今まで、人生で一度しか完成したことがない」
「波に流されるのか?」
「或いは、私が手違いで壊してしまうか」

細い指で砂をかき集め、海水で固める。
トンネルを作って下地を築き、徐々に城らしき形を描いていく。
彼女が動く度に、黒い二本線で隠された果実が揺れる。
別に劣情を覚えはしないが、気まずさにフィアンマは視線を逸らした。

「……どうした」
「……色々と失敗しただけだ」
「?」
「お前が気にかける必要はない。…日焼けは気にしなくて良いのか?」
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