過去ログ - フィアンマ『安価で人生をやり直したい』
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393: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/01/29(水) 14:50:38.48 ID:/dfFsg7R0
【一旦中断。 がちゆりになってもんだいはないです】


「確かに肌が赤くなって痛めるのは嫌だし、オイルを塗ってもらえるか?」

そういえば、といったように。
彼女は懐から小さめの瓶を取り出した。
日焼け止めのオイルタイプらしい、それらしき文句が瓶表面に躍っている。

「小麦色の私が見たいのならば塗らなくても良いが」
「お前の肌が何色だろうが気にはならないが」
「気にならないのか……」

残念そうに項垂れながら、オティヌスは瓶を差し出す。
幸いにも、城はまだほとんど作られていない。
仮にオイルを塗布している最中に崩れても、ショックは大きくないだろう。

「背中から塗った方が良さそうだな」

フィアンマの発言に、オティヌスはうつ伏せに横になった。

「…っん」

手のひらに広げたオイルが存外冷たかった為か、背後からそんな声が聞こえた。
オティヌスは両腕に顔を埋め、何も考えないようにする。

ぬるついた手が、背中に触れた。

オティヌスの口から、自然と熱っぽい息が漏れる。
気持ちがいい。不慣れなのか、手つきがおぼつかないのがかえって愛しい。

「ぁ、」

喘ぎ声のようなものが漏れて、オティヌスは唇を噛み締める。
色々と発露しそうな気持ちを抑え込んで、彼女は明るく言った。

「私が終わったらお前にも塗ってやろう」
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