過去ログ - フィアンマ『安価で人生をやり直したい』
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436: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/01/29(水) 18:48:56.09 ID:J9yG8mUh0

「俺様がかつて人生を失敗したのは、狭い単一の宗教に凝り固まったからだ」
「……」
「それと同じで、大切な友人と思ってくれるのは良いが、一人の友人以外要らない、というのは…。
 …それは、依存で失敗してしまう脆い世界だ。そう長く、幸福というものは続かないように世界は出来ている」

相手を想うからこそ、手厳しい意見が出てくる。
ただ甘やかすということを、フィアンマは知らない。
そして、今のやり方の方が正しいと確信している。
嫌なことから目を背けても、進歩はしない。

「俺様一人と接して楽しくなれたのだから、他と接すればもっと楽しいぞ」

理論上はそうなるはずだ、とフィアンマは言う。
オティヌスは沈黙したまま、静かに俯いた。

「それに、今の状態では…所謂"ひきこもり"と同じじゃないのか」

別に真の理解者にならなくたって、友人にはなれる。
むしろ、世の中に溢れている友情の大半は無理解の上に成り立っていたりもする。
自分以外に理解者は必要ないというのならそれでもいい、けれど、友人はまた別問題だ。

「遊び友達だけでも問題はない」
「………どうすれば集まる」

意見を変えたのか、オティヌスはぽつりとそう呟いた。
フィアンマは少しだけ考え込み。

「……魔術結社でも作ればどうだ」
「魔術結社…」
「実態はどうであっても構わない。ただ、魔術師の方がお前は仲良くなり易いんじゃないか?」
「……」

そうかもしれない、とオティヌスは思う。

「…という訳で人を集めるとしよう」
「どうやって、だ?」
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