過去ログ - フィアンマ『安価で人生をやり直したい』
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2014/02/01(土) 20:39:30.07 ID:hS/vixzP0
「…どこからでも、好きなタイミングで来い。私に楯突いたことを後悔させてやる」
「なら、先攻はもらっておくとするか」
そういえば名乗っていなかったな、とトールは思う。
魔法名位なら口にしても良いのかもしれない。
「――――さて」
高速であやとりをするような。
腕に触れればひどい火傷をする温度の飴細工を操るような。
そんな雰囲気を持って、トールは仕掛ける。
彼が懐からばら蒔いた霊装が、『波』の記号をもってオティヌスを襲う。
「……」
一方。
オティヌスはというと、微動だにしない。
彼女が行ったのは、『説明の出来ない力』で自身を守ること。
加えて、地面の数箇所に"踏むと盛大にずっこける"程度の地雷を仕掛けただけだ。
「『其は野を耕す炎の鍬』」
詠唱と共に、爆発の波がオティヌスを襲った。
煙幕で彼女の視覚が奪われたその一瞬に、トールは距離を詰める。
ただ、加減を間違えていたらしく、彼のすぐ後ろで霊装が暴発する。
「ッ、」
倒れこみそうになり、一歩踏み出して耐えた。
が、運の悪いことに彼の踏んだ場所は、例の『ズッコケ地雷』であった。
彼の身体は子供が遊ぶ輪ゴムのように跳ね、勢い良く地面へと倒れこむ。
オティヌスはくだらないと言わんばかりに鼻を鳴らした。
「なかなかやるじゃねえか」
好戦的に、あくまでも愉快げに舌打ちするトール。
実際には彼自身の自爆とお笑い芸人が喜びそうな地雷の相乗効果に過ぎない。
「まだやるつもりか」
「当然だろ」
「
>>558
」
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