過去ログ - フィアンマ『安価で人生をやり直したい』
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562: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/02/01(土) 20:58:40.20 ID:hS/vixzP0
【ツッコミ…いや…補填…なのかな? 死んでしまうやないか(確信)ということか…】


「『悪性はその性質を持って愚かなる弱者に死を与える』」


シンプルな詠唱だった。
発音としては、アバダ=ケタブラ。
知識を煮詰めて初めて行使される、呪いと死を願う心の集大成。
本来は呪術師が扱うものだが、オティヌスはもはや単なる魔術師にはとどまらない。
悪魔崇拝にも近しい、十字教とは真逆に存在するモノを宗教防壁として用いる呪い。

本来であれば、それは誰にも防げない。

オティヌスにその詠唱をさせた時点で、トールの死は確定してしまったようなものだった。

しかし。

「『主はその右手に因りて人の子を救う』」

フィアンマが介入した。
本来勝負事に他者が干渉するのは無礼なことだ。
しかしながら、友人にするための戦闘で確実に殺す為の呪術を使っても仕方がない。
悪性の反対は善性であり、悪魔の対照は天使である。
オティヌスの呪術に対抗する形で行われた詠唱は、オティヌスの呪術からトールを守った。

「……オティヌス。ひとまず聞いておくが、俺様に怒られたいのか?」
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