過去ログ - フィアンマ『安価で人生をやり直したい』
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2014/02/01(土) 21:24:07.34 ID:hS/vixzP0
【身体的に、現在フィアンマちゃんは第三の腕は使えません。聖なる右なら或いは使える…かも?】
「わかった」
手加減をされるというのは少々癪だが、そもそもオティヌスは自分の『敵』としてはちょっと的外れだった。
自分が戦いたいのは、『戦う意思』と『目的』を持っていて、なおかつ『強い』敵だ。
ただ強いだけではダメだし、死に急ぐ弱者と戦うのは嫌だ。
それに、何らかの理由で全力を出せない様相のオティヌスより、こちらの少女の方が全力で来るかもしれない。
となれば、自分も全力で行くべきか。
「あんたには本気で行かしてもらう」
宣言に対し、フィアンマはにっこりと笑みを浮かべた。
オティヌスよりも前に出て、ゆっくりと呼吸する。
「生かさず殺さず、手のひらで転がして遊んでやろう」
「そいつは楽しみだ。…死なないでくれよ? 後味よくねえからな」
「フィアンマ、」
「そもそもお前は体質上戦闘に向いていない。自衛して、そこに居てくれ」
オティヌスをその言葉で制し、下がらせ。
フィアンマは体内に存在する魔力の出力具合を調整する。
食べ物を摂取した時点で『赤』色がついた魔力なので、使える魔術のジャンルは限られる。
しかしながら、『赤』は彼女が得意とする色だ。炎のエキスパートなのだから。
「『雷神』は、もう必要ねえな」
青く、透き通った瞳がフィアンマを捉える。
直後。
一面が焼き尽くされる白い爆発が、あった。
オティヌスは当然防いだが、フィアンマは……。
「……意外だな。今ので焼死体が出来たんじゃねえかと不安だったが」
「俺様は炎のエキスパートだぞ? 少なくとも、どんな手段を使われようが焼死体にはならんよ」
フィアンマの足元には、特殊な記号のようなものがある。
『全能』トールの起こした爆発によって、草の無い地面へ一瞬にして描いたらしい。
焦げ付いた記号。ペンキやインクと違って、落ちることはない。
『全能』トールはどうする?>>+2
フィアンマはどうする?>>+4
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