過去ログ - フィアンマ『安価で人生をやり直したい』
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667: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/02/15(土) 11:15:24.70 ID:yPUXRhxc0

『あら。お邪魔だったかしら?』

存外に丁寧な物言い。
もしかするとうすら笑いくらいは浮かべているかもしれない。
その声音は、紛れもなくイギリス清教の最大主教であった。

『魔神は近くにおらぬようだけれど、大丈夫なのかしら? フィアンマ?』
「全てお見通しで気分が良いのかもしれないが、個人の状況を勝手に口にするのはやめてもらおうか」
『おっと、これは失礼』
「…で、本題は何だ」
『貴方と共に居た魔神の所在やこれからの行動…も気になりたるけれど。
 まずは先んじて、頼みごとがありたるのよ』
「頼みごと?」

厄介事の雰囲気に、フィアンマはつまらなそうな返事をする。

「俺様を利用したいのなら、俺様が利用したいと思うような条件を提示することだ」
『では、"あれ"の一時使用権限辺りで手を打たせてもらいけるわ』

"あれ"。
イギリス清教の最大主教がそのような指示代名詞を使用する、ということは。

「……『禁書目録』か?」
『ええ』
「…そんなものを俺様に与えてまで頼みたいこととは何だ」
『引き受けたるのね?』
「考えてやる。少なくとも、話を聞いて判断する程度には好条件だったというだけだよ。
 それで、頼みたいこととは何だ」
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