過去ログ - フィアンマ『安価で人生をやり直したい』
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682: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/02/15(土) 12:49:19.08 ID:yPUXRhxc0

通信を終え、聖ピエトロ大聖堂へと戻ってきたはいいものの。
後方のアックア、もといウィリアム=オルウェルは既にイギリスに戻っている。
前方のヴェントは所用で出ているらしい。左方のテッラもまた同様に

そのため、大聖堂に居たのはローマ教皇だけだった。

ひょこ、と顔を覗かせたはいいものの。
フィアンマは何となく入り辛くて、暫し立ち往生していた。
見目が華奢な少女になっただけで、彼女が元右方のフィアンマであるということは、わかる人間にはわかる。
にも関わらず、むしろだからこそ、フィアンマは声をかけられないでいた。

「……」

自分は一度死亡した。
既に葬儀なども済ませている。
だというのに、やっぱり戻りたいなんて、虫が良すぎるのでは。

「……、」

疲れた様子のローマ教皇の後ろ姿を眺め。
フィアンマは踵を返し、立ち去ろうとした。

「……唖然。貴方は死亡したはずでは」

向かいからの声。
見上げると、そこには緑髪の青年が立っていた。

「……お前は、…アウレオルス=イザードか。…お前こそ、ローマ正教から離反すると決意していたのではなかったか?」
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