過去ログ - 怜「竜華を欺いて浮気を続ける」憧「そうはさせない!」
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224:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/16(木) 07:59:47.48 ID:gB+Z/UL6o

―――――もう何も考えたくなかった

清水谷竜華という最愛の人を裏切る罪悪感も

荒川憩を拒んだ先にちらつく喪失感も

内側を蝕む全ての痛みを消し去りたかった


……次第に私の意識は

痛みから離れていく


「今さら憩を見捨てる方が最低や」

「竜華は私と一緒にいるだけで幸せや言うてる」


身体が軽くなった


「恋人が二人もおるのは、病弱で不運だった分の幸せが舞い込んできたからや」


両手いっぱいに抱えてきたものを手放した


「二人とも私が好きなんやから、同時に付き合えばええ」

「気持ちええことして何が悪い」


何かが落ちていく


「私は悪ない」


私を痛めつけていた何かが落ちていく


「私は正しい」


私は痛みから解放された


「浮気なんてバレへんかったらええ」

「男なんて浮気してるやつばっかりや。それなら女かって浮気してもええはずや」

「愛してるからこそ、その人を裏切る背徳感が気持ちええんや」

私は

やっと

昔から私の中を蝕んできた痛みから解放されたんや



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