20: ◆qKN1KEFb.k[saga]
2014/01/16(木) 19:31:44.27 ID:HUuMVM9E0
カタッ
マキノ(! ページ番号が……次のページで終わりね)
21: ◆qKN1KEFb.k[saga]
2014/01/16(木) 19:32:30.16 ID:HUuMVM9E0
マキノ「……考えるべきじゃ、無かったわ。それだけで顔が熱くなるなんて……単純ね、人間って」
マキノ「こうも私を照れさせるとは……やるわね、プロデューサー。……勝手に私が、自爆している気もするけれど」
22: ◆qKN1KEFb.k[saga]
2014/01/16(木) 19:35:39.44 ID:HUuMVM9E0
『11月7日、マキノの誕生日だったので、ささやかだが腕時計をプレゼントした。
誕生日を祝う論理性を問われてしまったが、祝いたい気持ちは理解出来るらしい。とりあえず、喜んでくれてよかった。
……処理しきれない情報を目の当たりにすると咄嗟に眼鏡をクイクイと動かすのは、マキノの癖なんだろうか?』
23: ◆qKN1KEFb.k[saga]
2014/01/16(木) 19:37:20.65 ID:HUuMVM9E0
マキノ「……」
マキノ(私の情報が、思っていることまで、殆どバレている……彼、とんだエージェントね)
24: ◆qKN1KEFb.k[saga]
2014/01/16(木) 19:38:15.00 ID:HUuMVM9E0
マキノ(このままじゃ、収まりがつかないわ。私をこうも疲弊させるとは……)
マキノ(しかも、諜報活動をしている私以上に、私を知っていて……)
25: ◆qKN1KEFb.k[saga]
2014/01/16(木) 19:39:12.82 ID:HUuMVM9E0
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数日後 某スタジオ・控え室
26: ◆qKN1KEFb.k[saga]
2014/01/16(木) 20:00:11.39 ID:HUuMVM9E0
マキノ「前にも言ったでしょう? 趣味は諜報活動……って」
P「……おいまさか、事務所のパソコンをハックしたのか? それは流石に洒落にならないぞ……?」
27: ◆qKN1KEFb.k[saga]
2014/01/16(木) 20:01:40.15 ID:HUuMVM9E0
P「USBメモリ……複製っ……! いや……待てよ? そのファイル、パスワードかかってただろ? 実は中身を見ていないとか……」
マキノ「……Cinderellaが、どうかしたかしら?」
28: ◆qKN1KEFb.k[saga]
2014/01/16(木) 20:07:58.75 ID:HUuMVM9E0
P「…………忘れるってのは?」
マキノ「無理な相談ね。もう頭の中で反芻して……んっ……コホン。記憶してしまったもの」
29: ◆qKN1KEFb.k[saga]
2014/01/16(木) 20:09:07.48 ID:HUuMVM9E0
マキノ「……そこまで返して欲しい?」
P「そりゃあな! 今この瞬間でも恥ずかしいことこの上ないんだって! ああ、なんであんなファイル作ったかな俺ぇ!」
30: ◆qKN1KEFb.k[saga]
2014/01/16(木) 20:12:09.53 ID:HUuMVM9E0
P「か、買い物か? ああ、返して貰えるなら何度でも付き合うから! 奢るのも、吝かではないから……!」
マキノ「安心して、奢って貰うことは無い物よ。というより……価値を付けられない物で、努力をすれば無料で手に入るものね」
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