過去ログ - モバP「あの頃僕はまだ若くて、酒に酔っていて、恋をしていたんです」
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70:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/17(金) 00:05:05.22 ID:4RdS3EMc0
奏「ふふっ」

P「なあ、笑わないでくれよ。別にカッコつけてる訳じゃないんだから」

奏「……浮かれてるかも。嬉しいんだもの、乙女ってそういうものよ」
以下略



71:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/17(金) 00:07:39.36 ID:4RdS3EMc0
奏「アイドルとプロデューサーは、恋人以上に近くですごす事になるはずよ。それこそ夫婦の様に。
 皆にはPさんと共に歩む意思はあるのよ。健やかなる時も病める時も寄り添ってね。
 Pさんはどうなのかしら。本当に歩み寄ってくれるのかしら。それとも御免なさいで済ませてしまうのかしら?」

P「俺が……馬鹿だったよ。あんな嘘吐かなきゃ良かった。そうすれば周子だって傷付けずに済んだんだ」
以下略



72:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/17(金) 00:10:02.55 ID:4RdS3EMc0
奏「人は皆違うわ。皆がそれぞれの物語を生きてるから。Pさんはもうページを閉じてしまうの?」

P「足掻いてみせるよ。プロデュースコンペまでには時間が無いし、練り込みの足りない企画じゃきっと落ちるだろう。
 だから今出せる全力を出し、その上で落ちる。そしたら社長の鞄持ちをやって、少しでも魔法使いの気持ちを学んでみせるよ」

以下略



73:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/17(金) 00:12:55.25 ID:4RdS3EMc0
P「本当にありがとう、それしか言えないよ。お見合いがしたいってのは嘘だったんだろ。
 17歳で結婚相手探そうだなんて、少し疑えばおかしいと気が付ける」

奏「あら、お見合いの予定があるのは本当よ。いつ、とまでは言えないけれど積み重ねだもの。
 私は私を奏でるの。誰より美しく響く音色に……だから、聞いて? いつかは、ね」
以下略



74:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/17(金) 00:14:15.50 ID:4RdS3EMc0
奏「私は選ぶつもりが無かったから、参考にはならないのよね」

P「それだと他の候補は柊さんか? でもあの人はお酒が恋人だしな。となるとやっぱり篠原さんか。
 正面から聞くと、面白がってはぐらかすかもしれないが。高橋さんと同等の真理を伝えてくれそうだ」

以下略



75:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/17(金) 00:16:56.18 ID:4RdS3EMc0
奏「御免なさい。映画みたいに上手くは行かないものね。ネクタイ外して貰えるかしら」

P「そっちじゃなくて、こっちを引っ張るんだよ。そうすれば外せる」

奏「手を伸ばすだけでいいのにね。全てが上手く行くはずもないっか。
以下略



76:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/17(金) 00:20:08.79 ID:4RdS3EMc0


P「女は嘘吐き、全てを疑え、か」

P(結局、奏には世話になりっぱなしだったな。エプロンの下の制服、綺麗にネクタイが結んであった。
以下略



77:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/17(金) 00:23:32.09 ID:4RdS3EMc0
のあ「―――あきよ」

P「えっ?」

のあ「いえ、正しくは千秋とちひろの両名。そう呼称するのが適切ね」
以下略



78:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/17(金) 00:25:44.26 ID:4RdS3EMc0
P「のあさん!」

のあ「出社後まずは更衣室でメイド服に着替えた。変わらぬ日々に新たなる兆しが訪れるから。
  着替えて給湯室へ向かう。貴方のお茶を入れる為にね。その際横目で千秋の出社を確認したわ。
  だけど今日ポットのお湯は空だった。気まぐれな猫の様にね」
以下略



79:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/17(金) 00:28:32.82 ID:4RdS3EMc0
のあ「……惑うのは、不変を信じているから? 千秋がちひろの手からバッグを奪い取り、ゴミ箱へ叩きつけた。
  そして千秋は事務所を飛び出し、ちひろが後を追った。
  これを真実となすか虚構と断じるか、全ては貴方の選択次第」

P「バーガーは……潰れているな。保冷材の水滴でインクが滲み、手紙も読めない」
以下略



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