過去ログ - モバP「いいお酒が手に入ったので」その2
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26: ◆eBIiXi2191ZO[saga]
2014/01/27(月) 17:07:26.76 ID:UOc0Vzt50

 どうしたいと訊かれても。
 私自身がどうしたいのか、頭の中に浮かんでこない。

P「ま、そこですんなり出てくるようなら、こんなに惑ったりしないですよねえ」

 あの人はそう言っておどけてみせた。

楓「ふふっ、ふふふっ。ほんとPさんは」

 その心遣いに、いつも助けられてる。

楓「いじわるですね」

P「いじわるなのは楓さんにだけです」

 まあ。言ってくれる。
 自分の心が少し軽くなるのを感じる。

楓「どうしたいって……そうですね」

楓「アイドルを続けるって選択肢は、ないです」

P「ありませんか」

楓「ええ。凛ちゃんにも言っちゃいましたけど、私はここまでかな、って」

P「……」

楓「やっぱり、小さくて普通の幸せ、望んでる自分がいるんです」

楓「今こうしてブルーエで仕事をさせてもらって、アイドルにもっとのめりこむかもって思ったりしたんですけど」

楓「自分でも、こんなに頑固だとは。意外でした」

 私はぺろりと舌を出した。

P「頑固、ですか。楓さんらしい」

P「そんな楓さんと一緒にいたいって、そう思う自分も頑固なんですかねえ」

楓「お互いさま、ですね?」

P「なんか使い方違いません?」

楓「ふふふっ」

P「ははっ」



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