過去ログ - モバP「いいお酒が手に入ったので」その2
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◆eBIiXi2191ZO
[saga]
2014/01/27(月) 17:08:35.33 ID:UOc0Vzt50
心にかかるもやを振り払うように、冷酒をあおる。
大丈夫。あの人がいるから。
もやがかかっても、一緒に寄り添って、導いてくれる。
楓「Pさん。いつもありがとうございます」
私は深々と、あの人に向かってお辞儀をした。
P「どうしたんですか、改まって」
楓「こうして、今までアイドルを続けられたのは、Pさんのおかげです。感謝しかありません」
楓「どうか、最後まで私を導いてください」
楓「お願いします」
もう一度、深々と。
P「楓さん……はい、わかりました」
P「一緒にがんばりましょう」
あの人はぽんぽんと、私の頭をなでる。
あの人が私にしてくれる親愛のシグナル。これで何度救われたことか。
楓「それから、Pさん?」
P「ん?」
楓「そのあとは、私がPさんを支えていきます。妻として」
楓「小さくてもあたたかい、Pさんのお城を守っていきたい」
楓「次は、私の番ですから」
私はあの人を見つめる。
あの人の瞳は、いつも私を映していた。
P「……はい。よろしくお願いします」
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