14:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/17(金) 18:45:23.53 ID:z/c8XSt20
――――わーにん、わーにん
ほむら「え?」
さやか「? 転校生、どうかした?」
ほむら「……なんか声が聞こえて……」
さやか「声?」
ほむら(美樹さんには全然聞こえていないみたい。でも私にはハッキリと聞こえた)
ほむら(それにあの気の抜けた、緊張感のない声……間違いない)
ほむら「……どうやら私の気のせいみたいです。お騒がせしてすみません」
さやか「あはは。そんなに気にしなくていいって」
ほむら「いえ、今日はなんだか色々迷惑を掛けてしまいました」
ほむら「それで、あの……お詫びと言ったら難ですが……我が家に代々伝わるお守りを差し上げたいのです」
さやか「お守り?」
ほむら「はい。とは言っても、手作りなのでちょっと歪ですが……」
さやか(これは……草で作ったブレスレット、か?)
さやか(ほむらも腕に付けているし、確かに手作りみたいだね)
さやか(……結構可愛いかも……)
さやか「……うん! 気に入った! ありがたく頂くよ!」
ほむら「あ、ありがとうございます
ほむら「えと、出来たら水に濡らさないようにしてくださいね?」
ほむら「元に戻……解れて大変な事になってしまうので。汚れたり臭いが気になったら、私に返していただければ
新しいのを渡しますので。欲しいなら、ですけど……」
さやか「了解〜」
ほむら「では、そろそろ帰るとしましょうか。帰り道は……」
ほむら「あ、あれ? どっちに行けば……」
さやか「……迷ったのか?」
ほむら「す、すみません。病院にはいましたけど、ずっと入院していたので地理に疎く……」
さやか「いや、謝らないで。そういう事ならあたしが学校まで案内してあげる」
さやか「えっと、学校は……ん?」
ほむら「どうしました?」
さやか「……………ど忘れかな……病院の敷地内に、こんな所あったっけ?」
ほむら「え?」
さやか「ちょ、ちょっと待って! 今思い出すから……」
さやか「!?」
ほむら(何!? 突然景色が歪んで……!?)
さやか「な、なんだこれぇ!?」
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