過去ログ - 魔法少女は衰退しました
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38:1[saga]
2014/01/18(土) 08:38:27.25 ID:KX6gvT220


ほむら「結界?」

さやか「もしかして、このお菓子だらけの場所の事?」

シャル「ええ。魔女は確かに凄まじい力を持っているけど、無敵って訳じゃないわ。
    むしろ普通の銃器でも致命傷を受けてしまう程度の存在」

シャル「だから普段は結界に身を隠して、こそこそと人間を襲うの。中には例外も居るけど」

シャル「……で、魔女の力で作っている空間だから、魔女が消滅すれば結界も消える」

シャル「私は人間に戻った訳だから、結果的にはこの空間から魔女は消えた事になる筈」

シャル「なのに、なんで結界が残ったままなの?」

さやか「あー、成程」

ほむら「どういう事なのでしょうか?」

妖精さんD「それはー」

ほむら「それは?」

妖精さんD「まじょさんは、たましいはまじょさんですので」
妖精さんC「ずのうはまじょさん、からだはにんげんさん?」
妖精さんA「まじょのちからがつかえます、とくべつしようですし」
妖精さんB「ふだんとかわりませぬ」

ほむら「ふむふむ」

ほむら「つまり身体は人間に戻りましたが、魔女の力は使えるように設計した、という事のようです」

シャル「……つくづく思うけど、これ、本当に科学なの?」

ほむら「魔法なんてありませんよ。ファンタジーやメルヘンじゃないんですから」

さやシャル(妖精さんはファンタジーやメルヘンじゃないんかい……)

シャル「うん、まぁ、力が使えて困る事はないし……精々使わせてもらいましょう」

シャル「それに、あなた達もそろそろお家に帰さないとね」

さやか「あ、そっか……」

ほむら「何時の間にか、もう五時を過ぎてますね」ケイタイデンワチェック

シャル「じゃあ結界を解いて……っ!?」

ほむら「? どうかしましたか?」

シャル「……結界に、誰か入ってきた。それも二人」

さやか「え? あたしらみたいに迷い込んできた人が?」

シャル「……違う。誤って入ってきたのなら、結界に驚いてしばらく右往左往している筈。
    そもそも魔法少女の才能がない場合結界内で意識を保つ事が難しい」

シャル「なのに今入ってきた二人は迷わず、真っ直ぐ進んでる……私達の方に……」

ほむら「真っ直ぐという事は……シャルロッテさん目当ての人達?」

ほむら「だとすると、まさか!?」

さやか「え?」

シャル「不味い! もの凄い速さでこっちに来てる!」

シャル「もう間違いない! 侵入者は――――魔法少女よ!」



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