過去ログ - 魔法少女は衰退しました
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967: ◆HYvP9smHgsVn[saga]
2014/05/23(金) 18:50:36.71 ID:tNQIWLdC0


旧べえ「でも、それは君が悪いんじゃない」

旧べえ「……君のママも、君とどう接すれば良いのか分からなかったんだ」

旧べえ「ママと一緒に居られないのは辛いかも知れない」

旧べえ「だけど一緒に居たら不幸になってしまう事もある」

旧べえ「君達はその典型だった。だから今は……ちょっと距離を開けなくちゃいけないんだ」

ゆま「……………」

旧べえ「勿論君一人では生きてはいけないだろう」

旧べえ「だから祖父母……おじいちゃんとおばあちゃんの家に連絡する」

ゆま「おじいちゃんと、おばあちゃん……?」

旧べえ「ママが取った電話の会話を盗み聞きしていてね。彼等は君の事を大事に想っている様子だった」

旧べえ「彼等なら……優しくしてくれる」

旧べえ「君の事を愛してくれるよ」

ゆま「……………ネコさん、は」

旧べえ「ん?」

ゆま「ネコさんは、ゆまといっしょに、いてくれないの……」

旧べえ「っ……」

旧べえ「……僕は……」

旧べえ「……君と一緒には居られない」

ゆま「なんで……」

旧べえ「僕は行かなければならない」

旧べえ「僕が今まで傷付けた人たちに、謝らないといけないんだ」

旧べえ「……もしかしたら、殺されちゃうかも知れないけど」

ゆま「え……」

旧べえ「それでも、僕は謝りたい」

旧べえ「自己満足かも知れないけど、許しを請いたいんだ」

旧べえ「だから――――さよなら!」

ゆま「ね、ネコさん……!」

旧べえ(さよなら、ゆま。もう二度と会う事はないだろう)

旧べえ(僕が君に対しこんな事を想うのは、最早冒涜かも知れない)

旧べえ(それでも、例え罵られようと、祈らずにはいられない)





旧べえ(君の一生が、幸福に満ち溢れたものになる事を――――)




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