44: ◆m03zzdT6fs[saga]
2014/02/03(月) 16:17:15.59 ID:FaSxPE4yo
(ああ、ルール思い出したぞ。引いていく奴だったな)
そんなルールだった気がする、と思い出した俺は、続けざまにひょい、ひょいと二本ダーツを投じた。
一投目は中心から少し外れて8のシングルだったが、二投目はアウターブルに当たり25点だった。
(案外、何とかなるもんだな)
学生時代の感覚を取り戻しながら、と思っていたが、手間が省けたと言ったところだ。このまま二時間ほど、ここで過ごして帰ろう。そう思い、次々とダーツを投じていく。
20点、14点、25点、36点。次々にダーツを投じていき、手持ちの矢が無くなれば回収する。それを繰り返しているうちに、とうとう残り15点となった。
『このゲームはこれで終わりだな』
余裕綽々、といったところだ。何せ、15のシングルに当てるだけで終了である。そして、ダーツを投げる。
風切り音を鳴らし、弧を描いて飛翔したダーツの矢は、吸い込まれるようにダーツボードへと突き刺さる。刺さっている場所は、寸分たがわず、15のシングルゾーン。
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