過去ログ - 男「鶴と姉弟と鬼の恩返し?」 少女「バレンタイン・デイに……ね」
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4: ◆nlCx7YJs2Q[saga]
2014/01/18(土) 22:01:07.80 ID:RsaOcJ/2o


【 極東の島国  冬  山小屋にて 】





「珍しい客だな?こんな雪の日に、こんな僻地にどんな用だ?」


 この雪に足を奪われてしまい、困り果てております。どうか一晩だけでも宿をお貸しいただけないでしょうか?


「いや、この場合、客自体が珍しいと言うべきか?」


 あの……


「別に構わない。そもそもここは俺の家ではない」


 と、言いますと。


「放置された山小屋だ。俺もこの雪にやられて避難している。入りたければ勝手に入れ」


 ありがとうございます。


「だから、俺の家ではないというに」


 いえ……では失礼いたします。


「白湯でも飲むか?」


 ……いえ、どうぞお構いなく。


「こんな山奥に女一人か。身投げだろうか?」


 いいえ。道に迷ってしまい……貴方様は……


「仕事だ猟師ではないがな。いや、似たようなものか」


 左様、でございますか。


「左様だ」




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