過去ログ - 男「鶴と姉弟と鬼の恩返し?」 少女「バレンタイン・デイに……ね」
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40: ◆nlCx7YJs2Q[saga]
2014/01/23(木) 23:21:23.39 ID:Sx+CZ2UYo


「ごめんなさい。おじさんにも人の話を遮るな、と言われているのだけれど」


 構わぬよ。


「それで、おじさんはどんな脱出計画を提案したのかしら?」


 妾と弟とで山仕事に出かけ、そこで弟を逃がす。端的に言えばそれだけじゃ。


「それでは貴女も逃げられるのではないかしら?」


 そこよ。二人で逃げたのであれば、追っ手はすぐに妾共を捕らえよう。だが一人残り、何を聞かれても、いい加減なことを言い続ければ、追っ手は容易く弟の後を追えまい。


「でも、それでは貴女が」


 左様。あの男の言うとおり。妾を待っておったのは地獄じゃった。







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