過去ログ - ルーク「問おう、あんたが俺のマスターか?」
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585: ◆X51OaJwJEEOu[saga]
2014/02/09(日) 02:58:33.63 ID:IKifPC4to

イリヤサイド

我が弟にして見た目お兄ちゃんは予想以上の馬鹿だった。
どうしよう、考えてきた啖呵だとか作戦だとかが吹っ飛んでしまった。
話、してもいいかな。でもこれはアインツベルンと衛宮の問題だから、リンには聞かれたくない。

「セイバー、相手に継戦の意志が無いようなら一度退いて」

「了解だ。で、あんたはどうする?」ギチギチ

「俺としては最優の剣士クラスともっとやりあってたいんだがね、マスターがご覧のとおりだからよ、っと」ガキン

ランサーは好戦的なようだが主は立てる性格らしい。由緒正しい騎士の出なのだろうか。

「戦いを止めてくれてありがとう。それでイリヤスフィール、さん?」

「イリヤでいいわ」

「わかった。それでイリヤ、君が俺個人を狙う理由は何だ?」

「それは、今ここでは言えないわ。リンには聞かせたくない」

「そうか、じゃあ遠坂、そういうことでいいか?」

「そういうことってどういうことよ!もう聖杯戦争始まってんのにみすみす敵を逃がせっての!?」

「イリヤが戦う意志を引っ込めてくれたんだからいいじゃないか。遠坂だってまともに戦ったら危ないんだろ?」

「それはまあそうだけど……」

リンの反応はもっともだ。わたしがリンの立場だったらもっと烈火のごとく起こり散らしているはずだ。あのようにしおらしくなっているのは惚れた弱みってやつなのだろう。

「戦わない代わりに、シロウには私の城に来てもらうわ。お話はそこでしましょ?」

「わかった。ランサー」

「いざとなった時は守ってやんよ、坊主」シュン

シロウはランサーを霊体化させ、こちらへと歩み寄ってくる。
後ろではリンが肩を怒らせて引き下がっていくのが見えた。

今日はここまで


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