過去ログ - 苗木「ゴミ屑としての才能」
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5:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga sage]
2014/01/21(火) 15:37:11.89 ID:lNtic1pq0
こんな才能に目覚めたのは、物心ついてしばらく経った頃。丁度、保育園を卒業したあたりだったと思う。

リビングでテレビを眺めていると突然、頭の奥から不鮮明な景色が広がってきたのだ。

理由は置いておくにせよ、この時のことはやけに詳しく覚えている。その場所は確か山小屋のような建物だったはずだ。

突然のできごとに戸惑って立ちすくんでいると、後ろからとてつもない力で組み伏せられてしまった。

痛かった。

それだけでなく、何とも言えな息苦しさが喉をあたりを締め付けてきて、まともに呼吸をすることさえ出来なくなってしまった。

怖い。

それまで生きてきた穏やかな世界では到底経験し得ないような、生物としての恐怖。

助けを呼ぼうともがいても、縛られた手足は動かず、目の前の男を喜ばせるだけだ。

と、ここで初めて気づいた。今の自分は、自分であって自分ではない。

縛られているのは、若い女性であって苗木誠ではないことに。






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