過去ログ - 貴音「私は、アイドル」
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11:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/21(火) 22:37:38.51 ID:wTtaWsb20

学生服のお下げの少女が、高木殿に厳しい言葉を浴びせています。

「まあまあ、律子さん。そのくらいで…」

先ほどの事務員らしき女性が諌めると、その少女は矛を収めたようです。

「えーと、では、すまんが自己紹介から」

そこで初めて、私は四条貴音という名前を口にしました。

「ほぅ、良い名前だね」

高木殿は、何かに気付いたのかそうでないのか、興味深々といった様子で私のことを見つめています。

「さあ、皆も自己紹介して、まあ、私は先ほど名乗ったが、改めて。765プロ社長の高木だ、よろしく、四条君」
「私、ここで事務員などをしています、音無小鳥です」
「えーと…何ていったらいいのかしら、アイドル、兼、事務、兼、マネージャーの秋月律子です」

肩書きが多いのは、小さな事務所ゆえでしょうか。

「自分、我那覇響!よろしくね!」

小麦色の肌の、少し小柄な少女が元気な声で名乗り出ました。
我那覇…琉球の地でよく聞く名前と記憶しておりますが。

「あふぅ…あ、ミキの名前はね、星井美希っていうの、よろしくね、貴音」

金髪の少女が、少し寝ぼけ眼で手を振ります。
その様子が、かわいらしいもので、私も少し、頬を緩めてしまいます。

「まあ、今日のところは四条君にまず、諸々の手続きを済ませてもらってから、我那覇君と美希君のレッスンに同行してもらおう、まずは、雰囲気を感じて欲しい」

私は、分かりましたという風に頷きました。

「それじゃあ、四条さん、こっちへ来て貰っていいですか?書いてもらう書類がいくつかあるの」

そういった事務的な手続きと、未成年であるが故の、保護者への連絡…これは、どうやらじいやが連絡を取り次いだようです…も済ませ、私は、晴れて765プロダクションの一員となったのです。





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