過去ログ - 貴音「私は、アイドル」
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14:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/21(火) 22:44:46.57 ID:wTtaWsb20

それから数ヶ月。
小なりとはいえ、私を含めたアイドル候補は、アイドルとして、一応のデビューを果たしていました。

「おはようございます!貴音さん!」

元気良く挨拶をしてきたのは、高槻やよい。
この事務所でもかなり年少のほうに入る少女です。
やよいの元気な姿は、見ているだけで私も元気になるというものです。

「貴音、おはよう」

やよいと一緒に事務所に来たのは、水瀬伊織。
あの、水瀬財閥の令嬢と言う事で、私も大分昔に聞いたようなことがありました。
気の強さに掛けては、この事務所でも随一でしょう。

「ほら、あずさ、早く着なさいよ」
「はいは〜い」

澄んだ雲雀の様な声の主は、事務所でも最年長のアイドル、三浦あずさのものです。

「あら、貴音ちゃん、おはよう、今日は早いのねぇ」
「アンタがいっつも遅いだけでしょ」
「あらあら…」

伊織とあずさの会話を聞きながら、続々と皆が集まる事務所に、社長に連れられて、カメラを担いだ男性が入ってきました。
そう、実は最近、765プロの日常風景を取材と言う事で、カメラマンの方がこられていたのです。
一体何なのでしょうか…
そして、その取材されたビデオを私達は皆で見ながら、最後の最後に、社長が驚くべきことを口にしたのです。

「うおっほん、実は――――」


その言葉に、私達を含めて、皆騒然となりました。
高校卒業後にプロデューサーとなった律子と、高木殿がプロデューサーを兼任していたのですが、それでも、この人数に対してはあまりに不足気味でした。
そこで、高木殿は思い切って、プロデューサーを採用したというわけです。


さて、その後の765プロダクションですが、プロデューサーも私達も、なれない仕事に右往左往としながらも、何とかアイドル活動の本格的な第一歩を踏み出していました。
それまでは、小さなイベントでの公演だったものが、大規模なステージライブへと変わっていく中で、私は、さまざまな体験を出来ました。
その中でも、こうして765プロが大きく、そして名を上げたのは「生っすかサンデー」が大きいのかもしれません。
私も、その1コーナーである「四条貴音のらぁめん探訪」なるコーナーを勤めさせていただいております。





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