過去ログ - 貴音「そして、太陽は穏やかに微笑んだ」
↓
1-
覧
板
20
2
:
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/01/21(火) 22:58:37.60 ID:VrT8JSQI0
「私は、あなたが好きです……」
仕事の帰り道、私はぽつりと呟きました。
隣を歩いていた少女の歩みが止まり、彼女は驚いたような表情を浮かべます。
「ど、どうしたんだ貴音? いきなり……」
困ったように眉をハの字に曲げて、こちらの顔を覗き込んでくる少女。
愛らしい瞳が、動揺を隠せずに揺れていました。。
「響、私は、あなたが好きなんです」
「う、うん。そうなんだ……?」
突然こんな事を言われて、さぞ混乱していることでしょう。
申し訳ないと思いつつも、言葉を紡いでいく。
「この気持ちが、恋の愛なのかそれとも友愛なのか、私には分かりません」
心臓が高鳴っていました。けれども心は不思議なほどに平静で、思考はゆったりと自身が紡いだ言葉を反芻しています。
「けれどこうしてあなたと同じ道を歩いて、あなたの話を聞き、あなたの笑顔を見る事が、私にはとても嬉しいことでした」
どんな時も、頭の片隅には彼女がいた。
ずっと考えていました。何故彼女は、こんなにも強く自分の中に存在するのか。
「こんな感情を抱いたのは初めてなのです。響、これは恋なのでしょうか?」
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
40Res/41.86 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 貴音「そして、太陽は穏やかに微笑んだ」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1390312566/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice