過去ログ - 貴音「そして、太陽は穏やかに微笑んだ」
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6:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/21(火) 23:02:26.48 ID:VrT8JSQI0

楽しい時間はあっという間に過ぎ去り、仕事の時間がやってきます。
あのあとやってきた美希を加え、私たちはプロデューサーに現場へと送っていただきました。

本日の仕事は、響、美希、そして私のユニット、プロジェクト・フェアリーのPVの撮影です。
プロジェクト・フェアリー――竜宮小町と並ぶ、765プロを代表するユニット。
個々の仕事が多くなった今でも、その活動はしっかりと続いています。

「お疲れ様でしたー!」

撮影は順調に進み、仕事が終わました。
プロデューサー殿の車に乗り込み、一度事務所へと向かいます。

P「いい映像が取れたな。スタッフさんたちも褒めてたぞ」

美希「美希たちにかかればどんな仕事もお茶の子さいさいなの」

響「次のライブも完璧にこなして見せるさー」

P「はは、頼もしいこって」

貴音「…………」

今回のPVに使われる新曲は、来月に開催されるフェアリーライブでも披露されるモノでした。
ダンスの映像のために何度も踊り直したので、やんわりとした疲労が身体に纏わりついていまいます。
響や美希のように何曲も振付の違うダンスを踊り続けられるほどの体力は、私にはありません。

私はシートに背に持たれかかり、ぼんやりと車外の景色を眺めます。

車の外には冬の街が広がっていました。
肌身にしみる寒さがまだまだ衰えることを知らずに幅を利かせ、人々は厚い衣服に身を包み往来している。

そんな中、ふと一枚のマフラーを共に使う二人組が目にとまりました。
二人は手を繋ぎ、幸せそうに街の中を歩いていきます。



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