過去ログ - 八幡「やはり俺の嗜虐心は間違っている」結衣「しがくしん?」
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8: ◆3svf9ywuI.[saga]
2014/01/22(水) 03:21:15.31 ID:P2WNBJ1V0



小町「な、何を言ってるのかなぁゴミィちゃん」アハハ



 少し冷静になったのか、小町は笑って誤魔化そうとしている。

 だが、すでに俺と言う平野に咲いた一輪の性癖は、今まで溜めこんできたストレスと鬱憤を糧にどんどんと成長をしていた。



八幡「なぁ、小町……」



 俺は、癖になっている(なんてことはない)音を殺して歩く特技(実際には思い切り音は鳴っている)で、一気に小町との距離をつめる。

 小町は俺の動きに驚いてはいないが呆気にとられた感じで茫然としていた。……いや、どこか“この先を期待している”?



小町「あ、あはは/// ……きょ、今日のお兄ちゃんならきっと友達百人できると思うよぉ///」



 人は知らない間に経験値を貯めている。

 俺がぼっちで磨き続けた他人を眺めるスキルは見事上級スキルに昇華していた。

 小町の視線の動き、身体の動き、口元の歪み、震え、表情筋、ありとあらゆる部分から感情を解析することができるようになっていたのだ。



 後は勇気だけだ。



八幡「俺は、友達百人より――」



 小町の顎に手を当て、クイと持ち上げる。彼女の恥辱的に感じているような、それでいて嬉しすぎて泣き出しそうな顔がはっきりと見て取れた。

 知りたい。小町の全てを。

 分かりたい。小町の心を。


 そんな建前も、押し寄せる本音にあっという間に潰されてしまった。



八幡(ああ、俺は……)




 小町の心を犯したいんだ。




八幡「お前の可愛い顔をもっと知りたいよ、小町」




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