165: ◆r/T8Hzsiiixp[saga]
2014/01/30(木) 23:36:39.82 ID:tlN0OMVJo
男「ムーンゲートの修理なんてできない」
男「そもそもゲートに関する技術自体が既にこの世から失われてしまったのだから」
男「…念のため、周囲も探索してみたが」
166: ◆r/T8Hzsiiixp[saga]
2014/01/30(木) 23:40:26.53 ID:tlN0OMVJo
男「ムーンゲートを使って行くんじゃない……”跳ぶ”んだ」
壊れたムーンゲートにそっと触れる。
男「頼む……連れて行ってくれ、僕を……!」
167: ◆r/T8Hzsiiixp[saga]
2014/01/30(木) 23:42:42.49 ID:tlN0OMVJo
今日はここまでにします。
明日、完結。
168: ◆r/T8Hzsiiixp[saga]
2014/01/31(金) 21:17:13.97 ID:/XiELdHoo
〜異世界 『恐ろしい消滅の住処』〜
男「ここは……」
169: ◆r/T8Hzsiiixp[saga]
2014/01/31(金) 21:19:58.55 ID:/XiELdHoo
男「………」
自分が行きたい場所を頭に思い描いてみる。
170: ◆r/T8Hzsiiixp[saga]
2014/01/31(金) 21:22:07.66 ID:/XiELdHoo
男「まぁ、当然だよな」
男「これで返事が返ってきたら、そいつは躊躇なく斬り捨てるし」
171: ◆r/T8Hzsiiixp[saga]
2014/01/31(金) 21:26:28.87 ID:/XiELdHoo
男の周りにわらわらと集ってくる異形の魔物達。
彼らと相対して、ふといらぬ考えが頭を過る。
男(もしかしたら……こいつらも、僕以外には別の誰かに映って見えるのかな)
172: ◆r/T8Hzsiiixp[saga]
2014/01/31(金) 21:33:44.87 ID:/XiELdHoo
男「―――金切る時の声よ」
両腕を左右に広げ、魔法を唱える。
すると男の両手より発せられた轟音の波動が不可視の障壁のように立ち塞がり、
173: ◆r/T8Hzsiiixp[saga]
2014/01/31(金) 21:36:47.69 ID:/XiELdHoo
残りの敵は、こちらの隙を伺っているのか中々仕掛けてこない。
先ほどとは一転して、攻めあぐねているといった様子だ。
どうやら敵にも考える力があるらしい。
174: ◆r/T8Hzsiiixp[saga]
2014/01/31(金) 21:41:11.52 ID:/XiELdHoo
記憶を取り戻したあの日から、
ただの一度も忘れはしない。
男(僕と妹の運命を捻じ曲げた……全ての元凶…!)
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