198: ◆r/T8Hzsiiixp[saga]
2014/01/31(金) 22:52:54.86 ID:/XiELdHoo
悪夢の騎士「ガ ガ ガ」
甲冑から噴出する黒い”何か”
…おそらく混沌の力だろうモノが勢いよく溢れ出す。
199: ◆r/T8Hzsiiixp[saga]
2014/01/31(金) 22:56:56.68 ID:/XiELdHoo
悪夢の騎士「――狂気 ノ 狭間 ヘ」
男「何?」
200: ◆r/T8Hzsiiixp[saga]
2014/01/31(金) 22:59:46.45 ID:/XiELdHoo
悪夢の騎士より溢れ出た黒い何かは混沌の渦となって男を飲み込んだ。
あらゆる狂気が精神を貪り、
201: ◆r/T8Hzsiiixp[saga]
2014/01/31(金) 23:04:30.96 ID:/XiELdHoo
逆手で振り上げた武器――血塗れの包丁が悪夢の騎士を勢いよく突き刺し、
そのまま首を刎ねた。
致命傷を負った事で魔法の発動が失敗し、
空中を漂う混沌の力は今度こそ霧散した。
202: ◆r/T8Hzsiiixp[saga]
2014/01/31(金) 23:08:59.19 ID:/XiELdHoo
203: ◆r/T8Hzsiiixp[saga]
2014/01/31(金) 23:13:03.98 ID:/XiELdHoo
―――どれくらい歩いただろうか。
時間感覚はなかった。
204: ◆r/T8Hzsiiixp[saga]
2014/01/31(金) 23:15:38.10 ID:/XiELdHoo
最奥の遺跡。
それは神殿と呼ぶにはあまりに大きかった。
遺跡と呼んでも差し支えない規模の、古びた建造物。
205: ◆r/T8Hzsiiixp[saga]
2014/01/31(金) 23:19:00.36 ID:/XiELdHoo
おそらく遺跡は四角錘の形をしているのだろう。
上に行くごとに光なき空がその姿を現し始めた。
男「…!」
206: ◆r/T8Hzsiiixp[saga]
2014/01/31(金) 23:20:29.71 ID:/XiELdHoo
少女は眠っているのか死んでいるのかさえ分からないほど微動だにしない。
男「妹」
207: ◆r/T8Hzsiiixp[saga]
2014/01/31(金) 23:23:01.36 ID:/XiELdHoo
男「……はは」
男「不思議なもんだよなぁ…」
225Res/123.20 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。