66: ◆r/T8Hzsiiixp[sage saga]
2014/01/25(土) 22:39:00.31 ID:rfD115a+o
魔術師「ふっ……惚けるな」
魔術師「大方、ギルド内に不法侵入する算段でもしていたのだろう」
男「うっ…!」ギクッ
67: ◆r/T8Hzsiiixp[sage saga]
2014/01/25(土) 22:41:30.36 ID:rfD115a+o
魔術師「そんなわけだから、おとなしく帰る事だ。その方がお互い身のためにも……」
言葉が止まった。
魔術師が驚愕した顔でこちらを見ている。
68: ◆r/T8Hzsiiixp[sage saga]
2014/01/25(土) 22:44:27.17 ID:rfD115a+o
――――――――――――――――――――
△月○日
69: ◆r/T8Hzsiiixp[sage saga]
2014/01/25(土) 22:53:04.25 ID:rfD115a+o
〜東の墓所〜
水の都からさらに東に進んで、森を抜けた先に存在する。
70: ◆r/T8Hzsiiixp[sage saga]
2014/01/25(土) 22:56:58.73 ID:rfD115a+o
魔術師「……その絵本はとある童話作家が書いたものだ」
魔術師「もっとも、その人は既に亡くなっているがね」
男「亡くなっている?」
71: ◆r/T8Hzsiiixp[sage saga]
2014/01/25(土) 23:05:24.92 ID:rfD115a+o
魔術師「いや……もうこれ以上、この話はよそう」
魔術師「結局、私達にとってその本は忌まわしきものなんだ」
魔術師「才能とか運命とか、どうにもできない事に屈してしまった……かつての私達を思い出すから」
72: ◆r/T8Hzsiiixp[sage saga]
2014/01/25(土) 23:10:34.76 ID:rfD115a+o
魔術師「妹……私は……!」
男(この人は、何を言っているんだ?)
魔術師は少女に向かって喜びとも悲しみともつかぬ表情で語りかけていた。
73: ◆r/T8Hzsiiixp[sage saga]
2014/01/25(土) 23:20:19.39 ID:rfD115a+o
今日はここまでにします。
自己の変容は原作と魔法効果全然違います。
語感だけで決めました。
ごめんなさい。
74: ◆r/T8Hzsiiixp[sage saga]
2014/01/26(日) 22:12:57.46 ID:zuq5vxEFo
忌もうと「だからね、お兄ちゃん」
少女はニコリと笑い、そして一言。
忌もうと「お兄ちゃん、死んで♪」
75: ◆r/T8Hzsiiixp[sage saga]
2014/01/26(日) 22:14:08.79 ID:zuq5vxEFo
そっと物陰から周囲を覗いてみると、
つい先ほどまで2人がいた場所は蜂の巣になっていた。
男「……っ」
76: ◆r/T8Hzsiiixp[sage saga]
2014/01/26(日) 22:15:25.68 ID:zuq5vxEFo
男「……おいっ!」
男「いつまで呆けてるんだ!アイツを何とかしないと僕たち2人はやられるんだぞ!」
魔術師「………」
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