30: ◆eyH5F3DPSk
2014/01/22(水) 22:41:02.84 ID:b71krqbf0
「……ん? あの子……」
サッカーボールを両手に抱えた男の子が、友達と見える子たちと何かを言い合っていた。
ケンカかしら、なんて適当なことを考えながらその様子を横目で少しだけ見て、それ以上は気にしないことにする。
この年のケンカなんてよくあることだ。
そんなことよりも、祝日にもかかわらず学校に行こうとしている私は、これからどうやって校門の塀を乗り越えて教室から宿題をとりに行くかに頭を悩ませていた。
この小さな体躯のおかげで、窓の隙間から教室へ忍び込むくらいたやすい。
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