6: ◆eyH5F3DPSk
2014/01/22(水) 22:21:40.90 ID:b71krqbf0
「わたしもあいどるになりたい!」
夢は決まった。
では何から始めたらいいだろう。
7: ◆eyH5F3DPSk
2014/01/22(水) 22:22:17.69 ID:b71krqbf0
するとそんな光景を目にして、数人の少女が私の前に現れた。
聞けば彼女たちもアイドルになってみたいそうだ。
それに舞い上がった私は、彼女たちを喜んで歓迎した。
8: ◆eyH5F3DPSk
2014/01/22(水) 22:22:54.02 ID:b71krqbf0
9: ◆eyH5F3DPSk
2014/01/22(水) 22:23:29.05 ID:b71krqbf0
むかしもそうやって、かのじょたちはわたしにうそをついた。
でももう大丈夫、昔とは違うんだから。
ほんとうにそうかな?
10: ◆eyH5F3DPSk
2014/01/22(水) 22:24:19.48 ID:b71krqbf0
私は物事の暗い面に目を向けたくなかった。
過去の失敗の原因は、他の子に無理強いしたせい。
大人になった私は、心配性な子どもの私を胸の奥にしまいこんだ。
11: ◆eyH5F3DPSk
2014/01/22(水) 22:24:51.12 ID:b71krqbf0
「ほんとうにだいじょうぶ?」
12: ◆eyH5F3DPSk
2014/01/22(水) 22:26:16.33 ID:b71krqbf0
アイドル研究部。
部員も足りたしやる気もばっちり。
失敗なんてするはずがない。
13: ◆eyH5F3DPSk
2014/01/22(水) 22:26:51.96 ID:b71krqbf0
あれはみんながこどもだったからよ。
今はみんな真剣だ。
得意げに子どもの頃の私に言ってやる。
14: ◆eyH5F3DPSk
2014/01/22(水) 22:27:53.66 ID:b71krqbf0
当然終わりも早かった。
どこかみんなとのズレを感じずにはいられないダンスレッスン。
明らかに向上心の見えない発声練習。
15: ◆eyH5F3DPSk
2014/01/22(水) 22:29:34.20 ID:b71krqbf0
制服の袖で乱雑に目をこすり、気にしないようにする。
私も舞い上がりすぎていたせいもあるのだ。
悲しみの原因の矛先は自分に向いていた。
16: ◆eyH5F3DPSk
2014/01/22(水) 22:30:24.64 ID:b71krqbf0
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