20: ◆Z7irFsrt3U[saga]
2014/01/25(土) 00:15:36.28 ID:QKA/apB5o
日向「いや……それじゃまだ生ぬるい。むしろこちらから積極的に仕掛けていくべきだ」
左右田「は!? お、おい日向、何言ってんだよ……」
罪木「そ、そうですよぅ、日向さん……」
なぜ自分がそんなことを口走ったのか、自分でもよくわからなかった。少なくともさっきまでの俺なら、そんなことは口が裂けても言わなかっただろう。
けれど、彼女の――ソニア・ネヴァーマインドの――その妖しい瞳を見ていると、今まで大事に思っていた常識やモラルが、とてもくだらないもののように思えてきたのだ。
ソニア「まあ!! それはとてもいい考えですわね。日向さんは頼りになる殿方ですね♪」
ソニアはさっきまでのピリピリした空気が嘘のように甘えた声を出した。もはや俺が彼女にとって”脅威”ではない、と察知したのだろう。
日向「左右田、罪木。お前たちはどうする? 今ならまだ、二人が十神たちの方に合流したいって言っても、それを咎めたりはしない」
左右田「ど、どうするって……そんなこといきなり言われてもよぉ。お、お前はどうするつもりなんだよ」
日向「別に……どうもしないよ。ただ、『死に顔動画』なんてものに踊らされて、名前も知らない奴のために必死で走り回るのが馬鹿らしくなっただけだ」
日向「これからは……自分たちが生き延びるために戦う」
罪木「ひ、日向さんは私たちについてどうお考えなんですかぁ!?」
罪木が今にも泣き出しそうな声を上げた。
罪木「しょ、正直言って今の日向さんはなんだか怖いですぅ……で、でも、私……」
罪木「日向さんが私を必要だって言ってくれるなら……ついていこうと思います」
左右田「つ、罪木までなに言ってんだよ!?」
罪木「…………」
罪木は足を震わせながらも、俺から目を逸そうとはしなかった。どうやら彼女は真剣なようだ。
日向「…………」
>> 1お前たちにはこの道は無理だ、大人しく旧校舎に帰れ
2それを決めるのはお前たちだ、自分で考えろ
3……一緒に来い、罪木、左右田
4やっぱり気が変わった、お前らここで死んでいけ
5その他(内容も)
2個下
839Res/304.45 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。