過去ログ - 浜面×絹旗 気づかぬうちに窒素は燃えて【R-18】
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◆BAKEWEHPok
[saga]
2014/01/25(土) 08:44:09.11 ID:6sOATsfMo
「その、絹旗……くすぐったいつーか、ゾクゾクするつーか……」
「へんなこと言わないでくださいよっ! お腹で超感じちゃう変態ですかっ」
「いやだって、お前の指が柔くて……」
「ひゃっ! な、なななに触ってるんですか」
「お前は抱きついてきてるじゃん」
浜面は、絹旗の両手に手を被せると、疑問で頭を捻った。
抱きつかれた瞬間、慣れない女の子の感触に慌てたというのもあるが
窒素装甲ありのプロレスでもされるのかと、戦々恐々だったのだ。
でもどうやら違うというのが絹旗の様子でわかる。
能力は使っていないし、使う気があるのならすでに投げっぱなしジャーマンでも食らっているはずだ。
(からかわれてる? でも絹旗も慌ててるっぽいし…………にしてもちっちゃいくせに
いや、ちっちゃいからかな? 手も身体もすげぇやわらけぇ。
……こんな小さい中学生の絹旗をオカズにしちゃったんだよなぁ……)
手の中にある絹旗の手はやたらと小さくて、軽く握っても何か抵抗があるわけでもない。
より縮まって腹に触れているだけだ。
手触りのいい肌と、背に密着した肢体の触感に、腹の奥から欲の欠片が少しだけ顔を出す。
数日前に触れた脚や、大人っぽい下着の記憶が蘇っている。
(えーい、どうせなら勢いに任せて! …………でも俺がそんなんしたら、貸しを作ってしまうどころか今度こそ殺されそう……)
自己評価が低く、思い切れない浜面は手を握ったまま動けない。
後ろから女の子に抱きしめられる、そんな甘酸っぱいイベントが自分に降りかかっている。
それを素直に信じる事ができない。そこまでおめでたくはない。
ましてや相手は最も恥ずかしい所を見せた少女なのだし。
(うー、どうしましょう……私、もう少しクールなつもりだったんですけれど……)
そして絹旗のほうも悩んでいた。
絹旗自身でもそんな面があると知らなかったぐらい、直情的な行動に出てしまったのだ。
生殺与奪と主導権を握っているのは絹旗のほうなのだが、進むに進めない。
素直になれる性質でもなく、自分から抱きついて、更に何か決定的な事をできるほど思い切りがよくない。
軽く見られるんじゃないかという不安もある。
となると、浜面からの動き待ちなのだが、それはそれで恥ずかしい。
二人はとても近い距離なのに、色々とすれ違い空回っていた。
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