過去ログ - 浜面×絹旗 気づかぬうちに窒素は燃えて【R-18】
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21: ◆BAKEWEHPok[saga]
2014/01/25(土) 08:47:35.93 ID:6sOATsfMo
「ん、あっ……ん、ちゅっ、むっ…………、はぁっ……いきなりキスするなんて……超ケダモノです……」

どうにも素直になれていない。
けれども表情が言葉を裏切ってる。
嬉しそうな微笑を浮かべながら、囁いても男をより獣に変えるだけだ。

「あ、んんっ……」

浜面が無言で絹旗の細い腰を引き寄せる。
右腕で腰を、左腕で背中を。
抱いた腕は力強く、感動を離したくないとでも言うよう。

二つの鼓動がドラムを打ち鳴らし、唇を擦り合わせ、貪るように吸い合う。
もっと触れ合いたくて、開いた唇から舌を絡めあい

『ん?』

そこで止まった。
新鮮な感覚の中に混じった、覚えのある味に気付いたのだ。

「これってポップコーンと―――」
「……コーラですね。初めてなのに超しまらないキスです……所詮超浜面ですか」

甘く、少しだけしょっぱい。
先程映画館で食べたばかりの風味が残っていた。
ファーストキスというにはなんとも風情のない味だったが。

「どっちかつーと絹旗のせいだろ。俺も初めてなのに」
「また私のせいですか。浜面の癖に超生意気です」

お互い表情を緩ませてまたキスをする。
フレーバーなど、男女の熱に煽られては吹き散らされるだけ。
浜面が唇を塞ぎ舌を差し入れると、絹旗も応えて絡ませあう。

ぞくぞくっとお互いの身体が震えた。
粘膜と粘膜の触れ合いは擬似的な性交のようだ。
口の触れ合いだけで足の力が抜け、崩れ落ちそう。

「んっ、あ、はまづ……! んむぅっ……ん、ふぁ……」

浜面が絹旗の口内に差し入れたまま、腰を抱いていた右手を下へと滑らせる。
ワンピース越しに丸い膨らみへ触れて、驚きの呼びかけをキスで黙らせた。

(こっちもやわらけぇ……小さいのにどこもかしこも女の子してる……)
(触っていいなんて、言ってないんですよぉ……)

そう考えても絹旗は止めようとはしていない。
本当に止めたければ幾らでも方法がある。
けど今は、左手だけを浜面の腕にあてて、制止しているようなしていないような、曖昧な動きだけだ。


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