過去ログ - 浜面×絹旗 気づかぬうちに窒素は燃えて【R-18】
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23: ◆BAKEWEHPok[saga]
2014/01/25(土) 08:49:15.46 ID:6sOATsfMo
「―――きゃっ」
「こっちでしよう」

浜面は軽々と絹旗を抱き抱えると、合皮のソファへ寝かせた。
背もたれが倒れるようになっており、即席のベッドへと変わる。

「脱がせていいか?」
「あ、……はいっ、自分で脱ぎます」

動揺で絹旗の声が揺れている。
初めてだから。いや浜面も初めてなのだが完全にペースを握られている。
もしこれが戦いだとしたならば、主導権を奪われたまま、なす術もなく攻められてしまっている状況。

普段の絹旗からすれば、在り得ない事だ。
窒素装甲を持つ絹旗は、受け身ではなく蹂躙する立場こそが相応しい。
けれども、そうされるのを不快とは感じず、高揚感が先に立つ。
浜面が何をしたいのか、何をしてくれるのか、未知が期待へと変わっている。

「おぉ……」

上半身を起こしてワンピースを一気に捲り上げると浜面が感嘆の声を漏らした。
細い身体だが痩せているというわけではなく、引き締まった身体つきをしており傷一つない。
窒素装甲が難関を廃してではなく、難関を受け、守りきっているのだろう。
下着は上下とも同色の白。
デザインは少女らしい年齢相応のものだ。

「……浜面はもう少し大人っぽい下着のほうがいいですか?」

茶のボブカットがふわりと浮いてワンピースが両手から抜き出されると、少し不安げに問うた。

「えっ? あ、いやエロいよ。絹旗のパンツもブラジャーも身体もエロい!」
「つまり超どっちでもいいんですね……」

半眼で睨む絹旗。
数日前の件もあって、控えめな下着を履くようにしていたのだが、浜面にはあまり関係がないようだ。
どちらにしろ興奮している。

「ブラも外した方がいいですよね?」
「おう」

返事は軽いが、何度も頷く様子はどうにも余裕が無い。

(浜面め。本当に超童貞ですね、これは)

あまり好印象というわけでもないが、ほんの少し安心する。
言葉の平常さほどに絹旗には余裕があるわけではない。
自分だけ戸惑っているのだったら不公平じゃないかと思う。

やはり役者になれるような男ではないのだ。
そもそもそういう男ならこんな関係になっていないのだが。


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