4:アァ[saga sage]
2014/01/25(土) 21:59:15.77 ID:KlS8pIaq0
「現在時刻は午後10時58分23秒…。実験開始時刻まで後01分37秒です。実験の準備を開始してくださいとミサカは促します。」
「今回はどんな醜態を見せ付けてくれるつもりなンですかァ?少しは俺が楽しめるよォな努力をしてくれよなァ。」
「楽しむ?ミサカの役割はアクシデントが無いよう実験を速やかに進行させるだけです。とミサカは懇切丁寧に自分の役割を説明します。」
その答えに少年はチッと舌打ちを返す。
「…はァ。つまンねェなァ。やっぱりこっちが楽しめるよォに努力するしかねェかァ。お前はどんな風に殺して欲しい?血液逆流でも、ハラワタ全部抉り出すのでも、何でもいいぜェ。お前のリクエストにできる限り答えてやるよォ。」
「特にリクエストはありません。好きな様にやって下さい。とミサカは簡潔に報告します。」
その答えに少年は少しだけガッカリした様な顔をしながら言った。
「そォかよ。…今は気分が乗らねェンだ。10秒以内に終わらせてやンよ。」
「……午後11時00分00秒…」
「…これより第9964次実験を開始します。」
その直後二つの影が重なり、路地裏に血の華が咲いた。
そこには真っ白な少年が紅に染まったまま立っていた。
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