過去ログ - まゆ「この気持ちが、あなたを壊す」
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29:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/26(日) 02:49:37.23 ID:ecLk0oxl0
殻から液が漏れ出すたび、その肌色の部分が広がっていく

「もう、苦しむ必要はないんですよ…? Pさん……」

頭の中に響く声に導かれるように、目の前の「それ」をまさぐる

向こうもそれに委ねるように、俺の指先を受け入れる

今度は「それ」の髪の間に指を入れる

さらさらと指の間を流れていく髪。俺はこの髪を知っている

瞬く間に、色づいていく

頭の中の抵抗が、次第に弱まっていく

P「いいのか…? まゆ……」

「まゆは言いましたよねぇ…あなたのためならなんだってできる、って…」

「最初にPさんと出会ってから、Pさんのその気持ちに気付いたときから」

「まゆはこうなるって、わかってたから……」


「それ」の片目が俺の目を覗く



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