過去ログ - 一方通行「ゲルテナ展だァ?」2巡目
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20: ◆3OZ6JSI/0U[saga]
2014/01/28(火) 15:43:32.01 ID:J79DStYR0
そして、一方通行はというと。
一方「青い薔薇、ねェ……これだけあると少し気持ち悪いよォな気もするな」
「つーかどこだってンだよ、ここは。打ち止めは……」
「クソ、なンでこンな面倒臭ェ事になってンだか。はァ、コーヒー飲みてェ……」
「あら? アンタ、誰?」
一方「あァ?」
「迷子かしら。困ったわね、アタシも迷ってるっていうのに」
一方(女……いや、声は男……だよな)
「ほら、ここって殺風景じゃない? だから右も左もわからないのよね。あそこに扉はあるけど鍵がかけられてて開かないのよ。きっとここにあるんだろうけど、薔薇のなかから探すのは少し疲れるっていうか……」
一方「は?」
「こういう地味な作業ってただでさえ疲れるじゃない? 『あの子』も探さなきゃいけないっていうのに、ホント、参ったわ。『あの子』……大丈夫かしら。また倒れてたりしないわよね……あ、そうだアンタ! 『あの子』の事何かしらない?」
一方「いや待て」
「知らないわよね……やっぱり鍵、探すしかないのかしら。というか本当にここにあるの? 閉じ込められてるだけだったらどうs」
一方「待てっつってンだろうるせェな! ギャアギャア喚くな!! あと勝手に話を進めてンじゃねェ!」
「あ、ごめんなさいね。ちょっと混乱しちゃってたみたい」
一方「……で、オマエは誰なンだ」
一方通行はどことなく打ち止めを思い出していた。
雰囲気が打ち止めに似ているような気がしたのだ。
アタシ? と彼は言い、
「アタシはギャリーっていうの。アンタは?」
優しい笑みを浮かべ、問い返した。
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